ただ積めるだけでは足りない。どれだけ安全に、速く、快適に……そしてデザイン性も優れたエステート。そんな多才なモデルがV70である。登場から5年近くが経過し、いま中古車市場でも旬なV70を探ってみよう。デザインや走り味を、どんどんスポーティでダイナミックな方向に変化させている近年のボルボ。S60/V60のヒットが示すように、大胆なチェンジを実践した新世代ボルボは、世界の市場で歓迎されている。しかしながら……長年のファンの中には、戸惑いを隠せない人もいるのでは!? そこで注目したいのは、70年に迫る歴史を誇るエステートづくりのよき伝統を、今の時代に忠実に伝えるV70の存在だ。ちなみに、初代V70は850エステートのビッグマイナー版で、ボディサイズをひとまわり拡大してクラスアップを図った先代は2代目。07年に投入された現行型は、V70の第3世代にあたる。 自然吸気3.2Lと3Lターボがそろう直6ユニットを設定し、電動テールゲートや電制可変ダンパー採用のサス(FOUR-Cアクティブパフォーマンスシャシー)を新たに採用するなど、デビュー当初は高級路線を突き進んでいた印象が強いが、モデルを重ねるごとに方向を修正。 ダウンサイジングターボの思想で開発された4気筒ユニットを主力とする現行型は、上級ワゴンらしい豊かさを実感できるパッケージ、ボルボ本来の高度な安全性や安心感ある走りと、リーズナブルなプライスをバランスさせたモデルとなっている。 イメージがオーバーラップするのは、質実剛健なワゴンとして日本でも大人気を誇った240エステートや740&940エステートの姿だ。水平基調のベルトラインや切り立ったテールエンドは、全方向の広い視界や大容量ラゲッジを確保するための必然のカタチであり、ボルボエステート伝統のスタイルだといえる。 乗り手を急かさない性格、大らかな乗り味も特徴で、自然と乗員をリラックスへと導くボルボ伝統の魅力を、V70は全身から発散させている。
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