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    SAV(スポーツ・アクティビティ・ビークル)という斬新なコンセプトを持ってSUV市場に登場した初代X5。BMWならではの価値観が多くのユーザーの共感を呼び、Xシリーズはいまや5つのモデルを展開する人気シリーズへと成長した。2013年11月のフルモデルチェンジでついに3世代目となった現行型は、従来からのコンセプトを受け継ぎながら、最新のテクノロジーによってさらにその実力を高めている。まず大きな変化であるのが、消費燃料を節約する高効率パワートレーンの存在で、2トンを超える巨体が軽々と加速していく様は魔法のよう。フル加速の際にも直6エンジンは気持ちの良い回転フィーリングを維持し、室内には気持ちの良いエキゾーストサウンドが奏でられる。重厚そのものといった乗り味はパッセンジャーの快適さにつながり、仕立ての良いシートや高品位なパネル類が「良いクルマに乗っている」という実感を味あわせてくれる。導入初期のモデルであっても、「衝突回避・被害軽減ブレーキ」は標準装備。安心して長く乗れる1台だ。
    エクステリアには標準モデルのほかにタフなイメージの「xライン」、スポーティな「Mスポーツ」(写真)を用意。ディーゼルモデルはJC08モードで13.8km/Lと巨体からは想像できない低燃費を実現している。
    2007年から2014年までラインアップされていた先代X5は、その年式から想像されるとおりまだまだ新鮮味を失っていないのがポイント。おすすめはパワートレーンがツインパワーターボ・テクノロジーへと進化した2010年以降のxDrive35。8段へと進化したトランスミッションとの相乗効果によってかなりの高効率化を実現しているからだ。走らせてもターボ+8速ATの効果は絶大で、クルマがまるで軽くなったかのような加速感を披露する。また、日本の厳しい環境基準に適合するクリーンディーゼルをラインアップしたのもこの世代のトピック。3L直6ディーゼルターボエンジンを搭載するxDrive 35dブルーパフォーマンスは、静かに速いという従来のディーゼルへの印象を覆す実力の持ち主。優秀なトランスミッションのおかげもあって、街中では2000回転ほどの低回転域で十分に事足りてしまう。中古車市場には数多くは出まわらないが、認定中古車を発見したら積極的に購入を検討したいモデルだ。

     

     
    4,485×1,800×1,575mm

    4,665×1,880×1,675mm

    4,680×1,880×1,625mm

    4,910×1,940×1,760mm

    4,925×1,990×1,700mm