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    登録済未使用車は、その名のとおり使われていないし走行距離も100km未満であるため、中古車のなかではもっともコンディションに優れていると言える。もちろん、内外装のコンディションはユーザーが最終的には自分の目で確認して、納得してから購入することになるのだが、基本的には使用されていないため、グッドコンディションであることが期待できる。つまり、中古車購入にとっての大きなリスクであるコンディションを見抜くという負担が少なくて済むわけだ。
    しかしその一方で、新車と違って現車を購入するしかないので、メーカーオプションやパッケージオプションといった装備についてまずしっかりと下調べを行う必要がある。例えばカーナビゲーションやリヤビューカメラはあると便利な機能だが、これを後から装着しようと思うと意外に高額。目先の金額で選んでから後付けしようと思ったら、じつは最初から装備されている車両を選んだほうがお得だったということにもなりかねない。また、購入時期にもよるが、新車の値引き金額をアップさせることで、新車購入を勧められることもある。どちらが自分のライフスタイルや考え方に合うのか、あらかじめ予想しシミュレーションしておくことで、交渉を自分のペースで進めることができるだろう。

    さらに、保証の残存期間についても意識しておくことがお得な買い物をするポイント。というのも、認定中古車の多くが最長1〜2年の保証期間を付帯させるのに対して、登録済未使用車は新車保証が適応されるため、新車保証の年数から初度登録されてから購入されるまでの期間を差し引いた残りが保証期間となるためだ。具体的には、新車保証が3年の車両で初度登録から半年が経過している登録済未使用車の場合、残り2年半が保証期間となるわけだ。購入にあたっては、いつ登録されたクルマなのかをチェックして、できるだけ保証期間が長く残っている車両を選びたい。保証期間については契約時に有料で期間を延長することも可能となっており、これも予算が許すならば検討する価値はあるだろう。安心こそ正規ディーラーで中古車を購入する最大のメリットだからだ。

    看板モデルのゴルフをはじめ、アップ!やポロ、ザ・ビートル、パサートヴァリアントといった幅広いモデルの登録済未使用車を300万円以下の買いやすい価格帯で揃えるフォルクスワーゲン。いいものを長く使いたいというユーザーにぴったりのブランドと言えるだろう。
    超実力派プラットフォームの採用で一気にレベルアップを果たしたゴルフは、まさにいまのVWを代表するモデル。そのなかでもヴァリアントは荷室空間と後席の居住生を両立させており、ひとや荷物を多数載せるライフスタイルのユーザーにおすすめ。人気モデルゆえ登録済未使用車のタマ数があまりないため、見つけたら早めの決断が求められる。

     
    クラスを超えた質感と性能を誇るウルトラコンパクト。2014年のマイナーチェンジで待望の自動ブレーキ機能も追加され、魅力をさらに増した。小さなクルマでも大きなクルマに負けないしっかり感を備えているため、ファーストカーとしても十分に使える。

     
    フォルクスワーゲンのアイコンとも言えるザ・ビートル。前モデルに比べて男性的なフォルムを身につけたことで、より幅広いユーザー層にアピールするようになった。この価格帯でこれほど個性的なモデルはごくわずか。買い得度は十分にあると言える。

     
    【第一回】登録済未使用車ってどんなクルマ?
    【第三回】モデルライフと登録済未使用車の関係
    【第四回】新車でも中古車でもない登録済未使用車
     
     
    走行距離100km未満の使用または運行に供されていない車両。つまり、登録しているため中古車と扱われるが、一般ユーザーはもちろん、ディーラーの試乗車や代車などにも使われていない状態。