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    ユーザーによっては非常に魅力的な存在となる登録済未使用車。登録を行ったことで新車ではなくなってはいるものの、使用されていないことが明確なため、コンディション面での品質も最高レベルだし、慣らし運転からクルマとの時間が始まるというのも嬉しいところ。では、登録済未使用車がほしいと思った場合、どうやって手に入れるのかを考えてみよう。新車や通常の中古車と違い、ある意味でイレギュラー的な存在である登録済未使用車は、いつでも売っているわけではない。そして、一般的な中古車と同じように購入は早い者勝ちなので、ほしいと思ったらすぐに問い合わせないと、ほかのユーザーに買われてしまう。ある意味出会いがあるかないか、運任せのようなところもある。

    だが、クルマのモデルライフを考えることで、ある程度登録済未使用車の発生を想定することもできるのだ。モデルライフとは、フルモデルチェンジからつぎのフルモデルチェンジまでの期間。大抵の輸入車は4〜8年がモデルライフで、その間に1〜2回のマイナーチェンジを受ける。そして、モデルライフのなかでもっともクルマが売れるのがフルモデルチェンジ直後の2年間。それに続くのがマイナーチェンジの年だ。クルマが売れるということは、当然それを見込んで輸入する台数も多くなる。それによって登録済未使用車も発生することが期待できるわけだ。よって、フルモデルチェンジしてディーラーに新車が並ぶ半年後くらいからが登録済未使用車のねらい目となる。また、決算期の前もチャンスとなる。

    では、具体的にどのような車種が現在登録済未使用車としてねらい目なのだろうか。ブランド別でいくと、メルセデス・ベンツでは「Aクラス」、「Bクラス」、「GLAクラス」、「Cクラス」、「Eクラス」。とくにAクラスとBクラスは価格も手頃でメルセデス入門編としてもぴったり。


    BMWは、なんといっても「1シリーズ」の充実ぶりが目立つ。本国ではマイナーチェンジモデルが発表されていることもあって、国内在庫をクリアにしたいという意図もありそうだ。さらに、「3シリーズ」、「X1」あたりも台数が多い。また、変わり種として「アクティブハイブリッド」系も登録済未使用車が存在する。

    同じドイツ系でもアウディとフォルクスワーゲンはこれといった傾向がなく、多種多様な登録済未使用車が存在。決め打ちで探すのは難しいが、新車と条件を比べながら検討すると、いい条件での買い物ができそうだ。

    安全装備の充実で人気のあるボルボは、「V40」、「V60」、「V70」が目を引く。とくにV40とV60は非常に物件が多いため、ボディカラーやグレードを選ぶ余地がありそう。

    また、意外なところではジープのラングラーアンリミテッドも登録済未使用車が多いモデル。人気ゆえに一般的な中古車の価格も高いクルマだから、いっそのこと登録済未使用車にチャレンジする価値はありそうだ。

     

     

     

     

     

     

    【第一回】登録済未使用車ってどんなクルマ?
    【第二回】登録済未使用車の賢い買い方
    【第四回】新車でも中古車でもない登録済未使用車
     
     
    走行距離100km未満の使用または運行に供されていない車両。つまり、登録しているため中古車と扱われるが、一般ユーザーはもちろん、ディーラーの試乗車や代車などにも使われていない状態。