【気になる中古車試乗判定】BMW X3 1 / 2ページ

旬のクルマをクローズアップ [2017.04.27 UP]

人気自動車ジャーナリスト(と編集スタッフ)が真剣チェック!
気になる中古車試乗判定 BMW X3

BMW X3
2012年式 BMW X3

一般ユーザーが乗っている使用過程車をテストすることで、新車ではわからない実力をチェックするのがこのコーナー。売れ線中古車の本当のトコロを厳しい目線でインプレッション!果たしてその結果やいかに!?

文●竹岡圭、九島辰也、GooWORLD 写真●GooWORLD

今月の中古車は BMW X3

初代よりも上質さが
格段にアップした室内
BMW X3 コックピット

 コントロール系がドライバーに向いたコックピットはBMWそのもの。ベースとなった3シリーズに比べて、より上質さを感じさせるデザインを採用。弟分の初代X1や先代X3に比べて、明らかにクオリティは上がっている印象。オプションでヘッドアップディスプレイなども用意されている。

ファミリーカーとして使える
ゆとりのある室内空間
BMW X3 内装

 アイポイントの高さはセダンはもちろん、ツーリングとも異なるX3ならではの個性。それでいてスポーティなデザインのシートはいかにもBMWらしく、座っても身体をしっかりとホールド。キャビンスペースが広いため、ファミリー向けピープルムーバーとしても利用できるだろう。

多くは直4ターボだが
前期型には自然吸気の直6も
BMW X3 エンジン

 エンジンは直6または直4。直6が3Lターボ(35i)、3L自然吸気(28i)。直4が2Lターボ(20i、28i)。さらに、直4には2012年9月に2Lディーゼルターボも追加されている。また、前者トランスミッションは8速AT、駆動方式はフルタイム4WD(駆動力配分はフロント40対リヤ60)となる。

全車フルタイム4WD仕様で
レジャー用途にも活躍
BMW X3 装備

 ステーションワゴン並みの充実したユーティリティが大きな魅力。X3のラゲッジは開口部が四角く、床面にはレールが埋め込まれていて、フックなどを使って荷物を固定できるようになっている。駐車時などに便利なリヤ・トップビューカメラやヒルディセントコントロールなども装備する。

BMW X3 試乗判定レビュー

自動車ジャーナリスト(竹岡 圭・九島 辰也)
自動車ジャーナリスト(竹岡 圭・九島 辰也)

カップルでも、家族でも似合う輸入車として人気のX3。今回の試乗車は、いまや珍しい存在となった自然吸気の直6エンジン搭載モデル。さて、その走りはいかがだったのでしょうか。

乗用車として高い人気を集めるミドル級SUV

編集部●気になる中古車を実際に試乗することで、その実力をチェックしようというのがこのコーナー。今回はBMWから最近人気のSUVである、X3が登場です。気になっている方も多いのではないでしょうか、お借りした車両は個人所有で2012年モデル、グレードは「28i」、走行距離は6万2000kmとなります。

九島●X3は初代モデルが出た当初、同じようなサイズ感のライバルがいなくて、世界中でヒットしたんだよね。それで2代目は開発にもお金をかけられたという話がある。実際、こうして見ても高級感あるよね。

竹岡●うん、上質になった。ボディもひとまわり大きくなったし。

九島●X1が出たことによって、X3は上級移行できたってことだね。

編集部●いま時代はまさにSUVブームといった感じですが、BMWはSUVに取り組むのが早かったイメージがあります。

九島●初代X5が登場した2000年当時はまだ、SUVはピックアップトラックの流れを組むものとして大きなクルマというイメージが強かった。それがヨーロッパのフィルターを通ることによってインターナショナルな感覚になって、X3のような商品が出てきたってわけ。

竹岡●いまでこそリッチでおしゃれなクルマってイメージがあるけど、かつては4WDといったら「クロカン四駆」だったんだよ(笑)

編集部●乗り味も乗用車ライクにアレンジされたことが現在のSUV人気に繋がってるのかもしれませんね。

自動車ジャーナリスト(竹岡 圭・九島 辰也)

九島●今回借りてきてもらったのは2代目X3の前期モデルか。

編集部●そうです。2011年3月から現在まで販売されている現行モデル前期です。

竹岡●それにしても、本当に最近はSUVが増えたよね〜。BMWだけでもX1、X3、X4、X5、X6と5モデルもある!

九島●とくにX3のセグメントではSUVは乗用車の王道みたいな扱いだからね。

編集部●たしかに国産、輸入車問わず、このセグメントは人気車が多いです。話をX3に戻しますと、エンジンはデビュー当初はNAとターボの2種類の3L直列6気筒(28i、35i)。2012年に2L直4ターボ(20i)が追加され、同じ年の5月には28iも2L直4ターボへと置き換えられました。また、9月には2L直4ディーゼルターボの20dが登場しています。マイナーチェンジ、BMWでいうLCIは2014年6月に実施されています。ここで大きくルックスが変更されたのと合わせて、衝突被害軽減ブレーキなど先進安全装備も導入されました。

九島●友達がこの間X3を買ったんだけど、ゴルフ場に乗って来たのを見たら、大きいし迫力があるから、X5かと思ったよ。

竹岡●顔が一気にイマドキのBMWになったし、現行モデルの顔つきはたしかにクルマが大きく見える。輸入車でライバルというと、アウディのQ5なのかな。マツダのCXー5とかはちょっと小さいもんね。

九島●ポルシェ マカンもサイズやキャラとしては近いところがあるね。

編集部●それでは、そろそろ試乗の方をお願い致します。


編集部●さて、試乗からお二人が戻られたようなので、早速感想を伺いたいのですが・・・。ちょっと表情が暗いですね。何か気になることありましたか?

竹岡●うーん。残念なんだけど、今日試乗したクルマはベストコンディションじゃないかもしれない。

九島●エンジンのフィーリングが重かったかな。本来はもっと軽快に走るクルマだと思うんだけど。まあ、そこはマニュアルモードで回転数を高めにして走った後にオイル交換してあげれば大丈夫だと思うよ。

竹岡●初代X3のときは、X5に比べると走らせたときの動きがちょっとしなやかさに欠ける感じだったけど、いまのモデルになってそのあたりも解消されたかな。

編集部●X3はどういうひとにオススメですか?

九島●BMW好きじゃないかな。そのなかで、X5だとちょっといろんな意味で大きすぎるというひと向け。家族はミニバンがいい、でもお父さんは本当はクーぺとかに乗りたいっていう場合、SUVならいいわけよ。

竹岡●ピープルムーバーであり、趣味性も感じさせるのが人気の秘密なのかもね。中古車価格はどうなの?

編集部●それがけっこう高くてですね。5年落ちで200万円台の後半、平均相場は300万円半ばといったところでしょうか。

竹岡●たしかに高いけど、それって言い換えればそれだけX3の人気があるってことだよね。

九島●今回試乗した経験をふまえると、走行距離が少なめの個体を選んで、なおかつ購入前にちゃんと試乗してみることをオススメするよ。

編集部●ありがとうございました。

※ナンバープレートはハメ込み合成です。

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