【気になる中古車試乗判定】ジープ ラングラー アンリミテッド 1 / 2ページ

旬のクルマをクローズアップ [2017.08.24 UP]

人気自動車ジャーナリスト(と編集スタッフ)が真剣チェック!
気になる中古車試乗判定 ジープ ラングラー アンリミテッド

ジープ ラングラー アンリミテッド
2016年式 JEEP WRANGLER UNLIMITED

一般ユーザーが乗っている使用過程車をテストすることで、新車ではわからない実力をチェックするのがこのコーナー。売れ線中古車の本当のトコロを厳しい目線でインプレッション!果たしてその結果はいかに!?

文●竹岡圭、九島辰也、GooWORLD 写真●GooWORLD

今月の中古車は ジープ ラングラー アンリミテッド

ラングラー史上最高に
快適、便利になった室内
ジープ ラングラー アンリミテッド コックピット

 本格クロカンでありながら、乗用車的な快適性と装備を身につけているラングラーアンリミテッド。ナビゲーションも見やすい位置に配置されている。トランスミッションの脇に生えているのはトランスファ・ケース・レバーで、これで2WDと4WDを切り替える。通常時は2WD(後輪駆動)で走る。

後席の存在がヒットの秘密
ルーフは取り外せてオープンにも
ジープ ラングラー アンリミテッド 内装

 アンリミテッド最大の魅力が3人分のリヤシートとそこにアクセスするためのドア。従来のファン層以外にもユーザーを広げることに成功した。ルーフパネルは道具を使わずに外せるが、外したパネルはガレージなど、置き場所を確保する必要がある。また、作業もひとりでは難しい。

幅はあまり広くないものの
使い勝手のいいラゲッジ
ジープ ラングラー アンリミテッド ラゲッジスペース

 テールゲートは横開き式で大きな力がいらず、ガラス部分も別に上に開くため、停めたスペースや荷物に合わせた使い方ができる。荷室の壁付近から屋根に向かって伸びている黒いバーはロールオーバーバーで、横転時にキャビンを守ってくれる。まさにタフな使われ方を想定している証だ。

アクセルを踏み込めば
意外なほどパワフル
ジープ ラングラー アンリミテッド エンジン・タイヤホイール

 エンジンは先代までの直6からV6に変更。排気量が小さくなったが、パワーは向上。合わせて静粛性や環境性能も大幅に改善している。とくに5速AT車は加速もよく高速での巡行も上手にこなす。乗り心地は、一般的な乗用車と比べるとハードだが、従来のジープからすれば格段に快適だ。

ジープ ラングラー アンリミテッド 試乗判定レビュー

自動車ジャーナリスト(竹岡 圭・九島 辰也)
自動車ジャーナリスト(竹岡 圭・九島 辰也)

アンリミテッドはラングラー初の4ドア。実用性が高まったことで、さらにファンを広げた。2012年以降のモデルはトランスミッションが5速になり、燃費や静粛性もアップ。

普段着感覚で楽しめる伝説のオフローダー

編集部●気になる中古車を実際に試乗することで、その実力をチェックしようというのがこのコーナー。今回登場するのは、ジープ ラングラーアンリミテッド。クロカン4WDの象徴的モデルであるラングラーに現行型から追加された4ドアモデルです。お借りした車両は2016年モデル、グレードは「スポーツ」、走行距離は1万kmとなっています。

九島●来たね〜ラングラー。しかもアンリミテッドだ。

竹岡●「ジープ」って車名がクロカン四駆のジャンルそのものを表す言葉みたいになってるし、MINIやビートルもそうだけど、クルマに詳しくないひとでも名前が出てくるって、すごいことだと思わない?

九島●ジープは軍用車を起源とするブランドで70年以上の歴史を誇るけど、それだけ自動車の歴史や人々の暮らしにも大きな影響を与えた、エポックメイキングな存在ということだよね。ジープは7つのスロットが並ぶ「セブンスロットグリル」が伝統のデザインアイコンになっていて、歴代モデルは必ず採用しているんだけど、そういう工夫も関係あるんじゃないかな。

竹岡●そういうところは海外ブランドは上手だよね。そういえばラングラーに乗るのはだいぶ久しぶりなので忘れちゃってるんだけど、室内にある黒いカバーのかかった棒はロールケージだよね。このクルマってルーフが取れるんだっけ?

九島●そう。でも、簡単なようでいて、着脱はけっこう大変だよ。ひとりじゃ無理かな。外したルーフパネルの置き場も必要だし。

竹岡●そうだそうだ!これ、ドアも取れるんだよね。

編集部●九島さんは専門誌にも携わっていらっしゃいましたし、ジープはかなりお詳しいですよね。

自動車ジャーナリスト(竹岡 圭・九島 辰也)

九島●ジープはCJ、YJ(初代ラングラー)、TJ(2代目ラングラー)と乗ってきましたから。ラングラーのルーツは、1941年のウィリスMBという軍用の4輪駆動車で、いまでもオフロードをメインステージとして開発されてるんだ。「ルビコン」でルビコン トレイル(ジープがオフロード性能を試すことでも知られる険しい山岳路)を走ったけど、市販車とは思えない走破性だったよ。

編集部●グレード構成について説明しますと、ベーシックな「スポーツ」、上級モデルの「サハラ」、そして辛口モデルの「ルビコン」という3モデル。さらに、毎年のように魅力的な限定車が登場しています。そして、2012年にはパワートレーンが新しくなりまして、エンジンが新型の3.6L V6に、トランスミッションは5速ATに進化しました。

竹岡●「スポーツ」と「サハラ」が一般的なユーザー向けで、「ルビコン」が、オフロード性能をさらに磨き上げたマニア向け仕様なんだよね。

九島●そう。「ルビコン」は、デフロックやホイールストロークを増やすためにスタビライザーを解除する機能もついてるし、ローレンジのギヤ比も低い。何よりMTがあったんだよ。

編集部●なお、新車では2ドアは「サハラ」のみ。アンリミテッドは「スポーツ」と「サハラ」の販売となっていて、「ルビコン」は中古車でしか購入できない状況です。それでは、試乗をお願いできますでしょうか。



編集部●さて、試乗から戻ってきたおふたりに感想をうかがいましょう。

九島●走りはいいね。1年落ちの走行距離1万kmだっけ、新車のときとまるで変わらないよ。

竹岡●横に乗っているときは、乗り心地もいいし、車高が高いクルマなのにコーナーもけっこうしっかりしてるから、かなり好印象だったのね。だけど!ドラポジを取ろうとしたら、アクセルに足が届かない(笑)。アクセルに合わせると、今度はブレーキがすごく手前にきちゃうし。

九島●もともと2000年くらいまで3速ATだったクルマだからね。そこはトラックみたいなものだと思ってもらうしかないね。乗用車とは違うので、ゆったりしたリズムで運転してください(笑)。

竹岡●本気でほしいと思うぐらい印象はよかったんだけどなぁ。残念。それで、これはいくらくらいなの?

編集部●中古車相場はかなり堅調で、低年式のものでも200万円を切るか切らないか。200万円台の後半がボリュームゾーンです。

竹岡●新車価格を考えるとけっこう高いね。台数もそれなりにあるみたいだから、人気が高いということかな。

九島●そうだね。ただ、買うときに高くても、手放すときの買取価格が期待できるってことでもあるから、ユーザーにとってはいいことでもあるよね。「ルビコン」だったら値段なんて落ちないよ。

編集部●「ルビコン」は絶対数がすくないこともあり、年式に関わらず400万円台の半ばをつけてます。

竹岡●今回の「スポーツ」でも十分楽しいし、おもしろい選択だと思う。

九島●僕は「ルビコン」一択。本物のオフローダーですよラングラーは。

※ナンバープレートはハメ込み合成です。

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