【気になる中古車試乗判定】フォルクスワーゲン ザ・ビートル 1 / 2ページ

旬のクルマをクローズアップ [2016.09.23 UP]

人気自動車ジャーナリスト(と編集スタッフ)が真剣チェック!
気になる中古車試乗判定 フォルクスワーゲン ザ・ビートル

フォルクスワーゲン ザ・ビートル
2013年式 VOLKSWAGEN THE BEETLE

一般ユーザーが乗っている使用過程車をテストすることで、新車ではわからない実力をチェックするのがこのコーナー。売れ線中古車の本当のトコロを厳しい目線でインプレッション!果たしてその結果は!?

文●竹岡圭、石井昌道、GooWORLD 写真●川崎泰輝

今月の中古車は フォルクスワーゲン ザ・ビートル

フォルクスワーゲン ザ・ビートル

初代ビートルのルーフラインを再現したというザ・ビートルのスタイリングは、より初代の雰囲気に近づいた。

初代ビートル風の室内は
ボディ同色パネルがお洒落
フォルクスワーゲン ザ・ビートル コックピット

 初代ビートルを思わせる横基調のインパネデザイン、そして丸をモチーフにした要素が特徴的。インパネやステアリングのパネル色がボディカラーと同色になるのも遊び心を感じる。衝突を感知して車両を10km/h以下まで減速、二次衝突の危険を低減するポストコリジョンブレーキシステムを搭載。

後席もニュービートルより
頭上の空間に余裕ができた
フォルクスワーゲン ザ・ビートル 内装

 ニュービートルよりも全高が12mm低くなったものの、頭上空間の広さは充分。とくに前席は広々としている。ガラスはすべてティンテッド仕様でUVカット機能付き。ラゲッジ容量は、標準状態で310L(最大905L)。後席は50対50の分割可倒式となっており、長尺物にも対応する。

ダウンサイジングされた
1.2L TSIエンジンを搭載
フォルクスワーゲン ザ・ビートル エンジン

 搭載されるエンジンはポロでお馴染みの1.2L TSIユニット。組み合わせられるのは7速DSGで、燃費は2012年に導入された初期モデルで17.6km/Lとなかなかの低燃費。このほか、2Lターボ仕様(2013年10月に追加)と限定車「デューン」(2016年5月発売)の1.4Lターボが存在する。

7速DSGを搭載
ターボ仕様には電制デフも
フォルクスワーゲン ザ・ビートル タイヤ・トランスミッション

 トランスミッションは、フォルクスワーゲン自慢の高効率メカである7速DSG。上位グレードまたはオプション装着車には、ステアリングにパドルシフトも用意される。タイヤは1.2Lモデルは16インチが標準で、ターボには18インチとスポーツサスペンションや電子制御式デフなどが備わる。

フォルクスワーゲン ザ・ビートル 試乗判定レビュー

自動車ジャーナリスト(竹岡 圭・石井 昌道)
自動車ジャーナリスト(竹岡 圭・石井 昌道)

頭上の空間が広く、意外と開放感があることに関心するふたり。ニュービートルに比べて運転席から見る視界が自然になったことも指摘。「ある意味普通のクルマになった」とコメント。

大ヒットした前モデルとじつは方向性が異なる

編集部●気になる中古車を実際に試乗することで、その実力をチェックしようというのがこのコーナー。今回はフォルクスワーゲンからザ・ビートルの登場です。お借りした車両は個人所有で、2013年式、グレードは「デザイン」、走行距離は4万kmとなります。2年落ちの車両を専業店にて購入したとのことです。

竹岡●前モデルのニュービートルって、日本でも大ヒットしたよね!

石井●俺の従兄妹がニュービートルのカブリオレに乗ってるのね。でも、ザ・ビートルは乗り換えの対象にならないんだって。それを聞いてなるほど、と。ニュービートルとザ・ビートル、どちらもタイプ1をリバイバルしたものだけど、違う方向性なのかなって。ニュービートルがどちらかというと女性的でマンガのキャラクターみたいな存在だったのに対して、ザ・ビートルは男っぽいというか、ポルシェ356や911に通じるようなスポーツカー的な雰囲気がある。

竹岡●ニュービートルは「アイコン」だよね。可愛らしいし、乗り換えたくないっていうひとの気持ちはわかる。でも、ニュービートルって、ちょっと運転しにくかったでしょ(笑)。タイヤがすごく前にあって、車体がどこまであるのかわかりにくかった。それから比べたら、ザ・ビートルは乗りやすい。

石井●そう、普通に優秀な、実用的なクルマなんだよ。

竹岡●だよね。極端に言えば、ゴルフが可愛くなったのがザ・ビートル。

石井●その方向性の違いは、あまりクルマに詳しくないひとはわからないかな、と思ってたけど、わかるんだね。

竹岡●逆にそこは敏感なんじゃない?こういうクルマは、理屈じゃなくてピンとくるかどうかだから。

自動車ジャーナリスト(竹岡 圭・石井 昌道)

編集部●さて、ここでザ・ビートルの来歴について簡単に説明いたします。ザ・ビートルが日本に登場したのは2012年4月のことで、1.2Lエンジンと7速DSGというパワートレーンを搭載。「デザイン」と上級グレードの「デザインレザーパッケージ」の2グレードからスタートしました。2013年10月に2L TSIを搭載するスポーティな「ターボ」を追加。その後現在に至るまで、メカニズム的な変更は基本的にないのですが、数多くの限定車を投入しているのが特徴ですね。とくに今年5月に発売された「デューン」(500台限定)は、エンジンも1.4L TSIと、これまでのラインアップにないものですし、ラフロードカーをイメージさせる外観も印象的でした。

竹岡●たしかに、ザ・ビートルは限定車が多い!

石井●「デューン」は、バハバグをイメージしてるんだよ。

編集部●タイプ1を改造したバギーカーでしたっけ。そういう過去のイメージを上手に使ったり、ギターのフェンダーとコラボした限定車があったりするのも、ザ・ビートルらしいところなのかもしれませんね。

竹岡●最近はオトコっぽすぎるクルマは人気がないけど、ザ・ビートルは、ほどよく甘さがあって、それでいて経済観念もしっかりしてる感じがあるから、わりとモテると思うよ。

編集部●では、お二人にはそろそろ試乗していただきましょうか。


編集部●さて、試乗から帰ってきたお二人に感想をおうかがいします。

竹岡●意外とよかったよね。

石井●そう、最初はちょっとボディが緩く感じて、走行距離のせいなのかと思ったら、速度が上がったらそうでもなかったし。オルガン式のペダルが運転しやすかった(笑)。ザ・ビートルのベースはゴルフVIだよね。これが次のMQB世代になると、普通の吊り下げ式になっちゃう。走りに関してはゴルフVIの世代も悪くなかったから、普段乗りの1台としては、これで十分だと思ったな。

編集部●1.2Lという小排気量エンジンに不安を感じる方もいるかと思いますが、その辺はどうでしたか?

石井●もうちょっと排気量なりトルクがあった方がもちろん走りやすくなるけど、絶対的な性能としては十分だから過不足なく走る。現在開発中という1.5L TSIユニットには可変ジオメトリーターボが採用されるらしいから、そうしたらもっとよくなるだろうね。

竹岡●クルマの性格からいっても、そんな必死になって走るモデルじゃないし、これくらいでちょうどいいんじゃないかな。

編集部●そういえば、フォルクスワーゲンのラインアップのなかで2ドア車はこれだけなんですよ。

竹岡●そう考えるとカブリオレならもっと楽しいかもね。それで、中古車はいくらくらいするの?

編集部●今日の試乗車と同じような物件であれば、もっと走行距離の少ないものでも100万円後半といったところですね。

石井●そんなに安いんだ!

竹岡●それならアリ!男性にも女性にもオススメできる1台です。

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