【気になる中古車試乗判定】フォルクスワーゲン ザ・ビートル 2 / 2ページ

旬のクルマをクローズアップ [2016.09.23 UP]

ザ・ビートル レビュー評価

フォルクスワーゲン ザ・ビートル
フォルクスワーゲン ザ・ビートル メーター

クラシカルな雰囲気を漂わせる3眼式メーター。中央にはマルチファンクションモニターも装備。

人気自動車ジャーナリスト(と編集スタッフ)によるフォルクスワーゲン ザ・ビートル レビュー評価をまとめます。

※各項目に対して10点満点評価。

自動車ジャーナリスト 竹岡 圭のコメント

自動車ジャーナリスト 竹岡 圭

可愛いだけでなく、ちゃんと経済性や使い勝手についても考えられているザ・ビートルは、それを選んだオーナーも素敵に見せてくれますよ!

自動車ジャーナリスト 竹岡 圭
●人気TV番組「おぎやはぎの愛車遍歴」の進行役としてもお馴染みの、人気自動車ジャーナリスト。2016-2017 日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。

ポジショニング 9点

 ビートルってVWのアイコンとして、なくてはならないクルマだと思うんですよね。だからニュービートルからザ・ビートルに名前が変わったにしろ何にしろ、ちゃんとモデルチェンジしただけでエライッ!そんな存在だと思うんです。ゴルフVIベースですから意外と使いやすいので、「普通のCセグメントのクルマじゃイヤッ!」っていう個性派にピッタリ。

装備 9点

 インパネボックスの開き方とか、系譜を感じさせるインテリアとして作り込んでいるのは、雰囲気があっていいですよね。ニュービートルにはあったインパネの一輪挿しがなくなっちゃったのはちょっと寂しい感じもするけれど、いわゆるCセグメントのクルマとして使いやすいものになっています。カジュアルさだけでなく質感もあるので文句ナシ。

走り 9点

 先代となるニュービートルは、タイヤの位置が掴みにくいレイアウトで、とくに狭いところでは運転しにくさもありましたけど、今回は前述したとおりゴルフVIベースなので、普通に使いやすいクルマに仕上がっています。一般道では適度にホンワカしていて、高速道路ではピシャリと直進安定性が高いのも好印象。見た目のキュートさとは裏腹にしっかり感抜群。

自動車ジャーナリスト 石井 昌道のコメント

自動車ジャーナリスト 石井 昌道

純粋にクルマとして見ると、ニュービートルに比べて劇的に進化しているザ・ビートル。それでも、乗り味はゴルフよりタイプ1に似ているのだからおもしろい。

自動車ジャーナリスト 石井 昌道
●レースの参戦経験を持つ自動車ジャーナリスト。日々、国内外で行われるニューモデルのテストドライブへ精力的に赴き、ステアリングを握る。

ポジショニング 9点

 ドイツ北部の理知的で真面目な土地柄を反映してか、モノのよさに定評があるものの、輸入車に期待するような華やかさはいまひとつなフォルクスワーゲン。そんな中にあってザ・ビートルだけはポップで明るい印象だ。かつてのタイプ1が人気を誇ったカリフォルニアの匂いが感じられるからだろう。先代ニュービートルは女性的だったが、今は男性的になった。

装備 9点

 グレードが「デザイン」なので、アイコニックなザ・ビートルを実感させるボディ同色のインストゥルメントパネルやステアリングホイールトリム、ドアトリムが装備されているのが嬉しい(現在のベースモデルはブラック)。ニュービートルの一輪挿しがなくなってはいるが、今でも女子ウケ要素に事欠かないインテリアだからだ。機能装備にも不足はない。

走り 8点

 厳しくチェックすると1.2TSIはもう少しだけ超・低回転域のトルクが充実すると発進時のドライバビリティがよくなるだろうと思われるが、ザ・ビートルのキャラに惚れたらあばたもえくぼと笑って許せる範囲。基本は真面目なフォルクスワーゲンらしい乗り味だが、カッチリとしたゴルフよりも少しだけユルい雰囲気があるのがおもしろいところだ。

GooWORLD編集部

輸入車らしいワクワク感と使いやすさ、経済性を兼ね備えるザ・ビートルは、はじめての輸入車としてもオススメ。老若男女を問わない幅広さを持っています。

ポジショニング 9点

 クルマに詳しくないひとでも知っている「ビートル」というブランド、そしてそれを支えるVWの高品質メカという組み合わせは非常に魅力。「個性のあるクルマに乗りたいけど、維持費がかかるのはちょっと」というユーザーの気持ちにしっかりこたえてくれる1台です。なにより、中古車価格の安さに注目。高年式車が手ごろな価格で数多く販売されています。

装備 9点

 ベーシックな「デザイン」であっても、装備に不足を感じるようなことはありませんでした。室内は高級感たっぷりというわけにはいきませんが、キャラを考えればそれも気になるほどではありません。ステアリングなど、手に触れる部分の素材感がしっとりしているのも好印象。また、数多く販売されている限定車ならば、さらに個性的な色や装備が充実!

走り 9点

 エンジンの排気量が1.2Lだという先入観から、当初走りにあまり期待していなかったのですが、実際に走らせてみると気になりませんでした。街中では見た目どおりのやさしい乗り味なのに、高速域になるとしっかり感が出てくるのはさすがドイツ車。さらに速さを求めるなら「ターボ」という選択肢も。中古車の物件が少ないですが、価格差が少ないのでオススメ。

フォルクスワーゲン ザ・ビートル DETAIL CHECK

フォルクスワーゲン ザ・ビートル
2013年式 フォルクスワーゲン ザ・ビートル(7速AT・DSG)

全長×全幅×全高 4270×1815×1495mm
ホイールベース 2535mm
車両重量 1280kg
エンジン 直4SOHCターボ
総排気量 1197cc
最高出力 105ps/5000rpm
最大トルク 17.8kg m/1500-4100rpm
サスペンション前/後 ストラット/トーションビーム
ブレーキ前/後 Vディスク/ディスク

中古車参考価格帯

130万円〜290万円(2012年〜2016年・全グレード)

モデル主要変遷

2012年4月 ザ・ビートル登場
2013年5月 価格改定 ←今回の中古車
2013年10月 「ターボ」を追加
2014年4月 価格改定
2015年7月 一部変更、「ベース」を追加

※ナンバープレートはハメ込み合成です。

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