【気になる中古車試乗判定】アウディ TTクーペ 1 / 2ページ

旬のクルマをクローズアップ [2016.10.27 UP]

人気自動車ジャーナリスト(と編集スタッフ)が真剣チェック!
気になる中古車試乗判定 アウディ TTクーペ

アウディ TTクーペ
2011年モデル AUDI TT Coupe

一般ユーザーが乗っている使用過程車をテストすることで、新車ではわからない実力をチェックするのがこのコーナー。売れ線中古車の本当のトコロを厳しい目線でインプレッション!果たしてその結果やいかに!?

文●竹岡圭、九島辰也、GooWORLD 写真●GooWORLD

今月の中古車は アウディ TTクーペ

アウディ TTクーペ

半円を組み合わせた初代TTのフォルムを受け継ぎながら、よりスポーツカー的に進化したスタイル。高速域では電動でリヤスポイラーがせり出してくる。

いまの目線で見ても
十分にハイクオリティ
アウディ TTクーペ コックピット

 スポーツカー的な包まれ感を演出しながらも、おしゃれさを失っていないのがプレミアムブランドのアウディらしいところ。円をモチーフにしたエアコン吹き出し口などデザイン性も高く、アルミを各所に配したインテリア全体の品質感も高い。異形ステアリングにはパドルシフトも備わる。

トーチカにいるような
包まれ感のある室内
アウディ TTクーペ 内装

 ウインドウが縦方向に狭く、肩口の高さまでインテリアの内張りに囲まれる独特の居住感覚。シートはサイドサポートが充実したスポーティなデザインで、実際のホールド感もしっかりしている。後席も用意されているが、これはあくまでもエマージェンシー。ラゲッジルーム容量は標準で290L。

パワフルさでは前期型の
2Lターボに軍配が上がる
アウディ TTクーペ エンジン

 今回試乗した2.0TSFIは、最高出力200馬力を発生する2L直4DOHCターボを採用。最大トルクの28.5kgmは1800から5000回転と幅広い領域で提供されるため、パワフルな印象。上級グレードの3.2クワトロは、250馬力の3.2L V6を搭載し、4輪を駆動する。12年から1.8Lターボも追加された。

スムーズなSトロニックに
自慢のクワトロも用意
アウディ TTクーペ タイヤ・トランスミッション

 トランスミッションは、MTのダイレクトさとATのなめらかさを両立するSトロニックを採用。2.0TFISおよび3.2クワトロは6速で、1.8TFSIは7速となる。サスペンションはフロントがストラット式でリヤが4リンク。クワトロはフルタイム4WDで、より高いロードホールディング性能を披露する。

アウディ TTクーペ 試乗判定レビュー

自動車ジャーナリスト(竹岡 圭・九島 辰也)
自動車ジャーナリスト(竹岡 圭・九島 辰也)

室内のクオリティの高さに関心するふたり。今回試乗したクルマは走行距離が多めだったが、それでもしっかり感が残っていたのも好印象。アウディの実力が証明された形だ。

アウディのイメージを変えたクーペモデル

編集部●気になる中古車を実際に試乗することで、その実力をチェックしようというのがこのコーナー。今回は、ドイツのプレミアムブランドであるアウディからTTクーペの登場です。お借りした車両は個人所有で2011年モデル、グレードは「2.0TFSI」、走行距離は6万km弱となります。3年前に2年落ち走行距離3万kmの中古車を専業店にて購入したとのことです。

九島●輸入車は、こういう大人が乗れるスポーツカーがあるのも魅力のひとつなんだよね。

竹岡●たしかに。国産車だと性能を重視した「走り系スポーツカー」はあるけど、お洒落かというとちょっとね・・・。

九島●その点、このアウディTTクーペはいいね。スーツ姿で乗っても似合うと思うよ。

竹岡●TTってアウディのイメージリーダー的なところもあるじゃない。シンプルなデザインなんだけどクオリティが高くて、選ぶと「あのひとちょっとセンスいいじゃん」って思われそうというか(笑)

九島●アウディ自体は歴史あるブランドだし、80年代から4WDの有用性に着目してWRCで戦いながらクワトロを育ててきたんだよね。だからヨーロッパでは評価が高かったんだけど、たしかに日本ではまだまだ一般的な知名度が低かった。そこに登場したのが初代TTで、みんなあのデザインに一発でやられちゃった。それ以来、「アウディはクール」っていうイメージが定着したって言えるんじゃないかな。

編集部●初代が出たのは1998年なので、もう18年も前のクルマなのですが、いまだに中古車も人気です。今回紹介するのは、その後継モデルで、日本では2006年から2015年まで販売されていました。

竹岡●そんなに前から販売されてたんだ。それにしても9年ってけっこう、モデルライフ長かったんだね。

自動車ジャーナリスト(竹岡 圭・九島 辰也)

編集部●2代目TTクーペは基本的に2グレードで、前輪駆動モデルとクワトロに分かれています。ただ、時期によって搭載されるパワートレーンが変わっていまして、初期型から2009年まではFFが2Lターボ(200馬力)でクワトロが3.2L V6(250馬力)。2010年9月にマイナーチェンジがあり、そこでクワトロもFFと同じ改良版2Lターボ(211馬力)になります。そして2012年にFFのエンジンが1.8Lターボ(160馬力)に変更、同時にSトロニックも7速になっています。最高出力は下がりましたが、50万円近く値下げとなりました。

九島●それで、それが中古車になるといくらくらいなの?

編集部●相場は100万円後半から300万円後半で、年式から考えるとけっこう強気ですね。今回試乗した2011年モデルで、だいたい240万円程度でしょうか。

竹岡●値段が落ちないっていうことは、人気があるってことじゃない?

九島●なるほど。でも、見た感じでは5年落ちでもカッチりしているし綺麗だね。やっぱり、高いクルマはユーザーもそれなりにちゃんと扱うから、中古車で買うときにもいいのかもしれないよ。

編集部●それでは、そろそろおふたりには試乗をお願いします。


編集部●さて、試乗が終了したようなので、さっそく走りの感想から伺ってみましょう。

竹岡●TTクーペって、独特の世界観があるよね。スポーツカーなのに、不思議と気持ちが熱くならない。すごく真面目なクルマ。文武両道の学級委員長がスポーツしてみましたって感じ。走り終わっても汗のひとつもかかないイメージ(笑)

九島●そう、見た目よりも走り味はスポーティに振ってない。サラッとスラッと走る。速く走らせようとすればちゃんと速いんだけど、キャラクターとしてはクールだね。

竹岡●受け止めるひとによっても評価は変わってくるかも。「冷静すぎて色気がない」という言い方もできるけど、「クールで頭がよさそう」と感じるひともいると思う。

編集部●ある意味、とてもアウディらしい個性を持ったスポーツカーということですね。

九島●アウディのプレミアムブランドという側面に期待するユーザーはきっと多いだろうし、このクルマは女性ドライバーにも人気だよね。中古車はけっこう高いっていう話だったけど、今日試乗したクルマも、年式や走行距離のわりにしっかりしゃっきりしていたから、王道外しの選択肢としてアリだね。

竹岡●個人的にTTに乗るなら、クーペよりもオープン版のTTロードスターがいいかな。キャラクター的にもしっくりくるし。

編集部●ちなみにロードスターの中古車相場は、クーペの30万円プラスとなっております。ただ、残念ながらクーペに比べて物件がかなり少ないので、いいクルマが見つかったら、迷わず「買い」です。

※ナンバープレートはハメ込み合成です。

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