第3回目 2017年版輸入車のハズさない買い方 2 / 2ページ

GooWORLD特集記事 [2017.02.02 UP]

これだけは知っておきたい!
クルマにかかる「お金」いつ?いくら?

クルマ購入で最大のハードルは「コスト(お金)」であることが多い。充実したカーライフのために、後悔しないよう明快な見とおしを立てておこう。

文●GooWORLD

失敗しないクルマ生活は正しいコストの計算から

失敗しないクルマ生活は正しいコストの計算から

 クルマ生活には、なにかとお金がかかるもの。それが「輸入車」なら、さぞ大変ではないだろうか・・・。

 そう考えるクルマユーザーは少なくないだろう。でも、それが国産車であろうが、輸入車であろうが、正しい知識を持って準備すれば、恐れることはまったくない。コストへの不安から、輸入車の購入を躊躇しているひとは、手に入れるのに必要なコストをできるかぎり詳細にリストアップして、輸入車生活がもたらしてくれる利便性や快適性、充実した時間などとの天秤にかけて見てほしい。そうすれば後悔の少ないクルマ購入に近づけるはずだ。

 まず、クルマを買うときには、車両本体価格はもちろんだが、税金や自賠責保険、任意保険、さらには購入時の手数料などが必要になることを認識しておこう。これらをすべて含めて購入時の予算を立てよう。

 そして、購入後は燃料費や車検、税金、整備費用、さらには不足のトラブルにかかる修理費なども、あらかじめ計算に入れておきたい。

 大切なのは、自分が「月々いくら程度のお金をクルマに支出できるか」を見極めること。面倒ではあるが、それに実際のコストを突き合わせてみると、購入が可能な車両価格の上限なども見えてくる。自分の身の丈に合った車種やグレードもおのずとクリアになってくるのだ。

 「ほしいクルマを購入しても、お金がなくてドライブに行けない」という事態とも無縁になるはずだ。

買う前 買う時 クルマと税金

買う前 買う時 クルマと税金

 ほしいクルマが決まると、そのために資金を準備したり、貯金をしたりするもの。目標額の設定で大切なのは、クルマの車両本体価格に加えて、さまざまな税金や保険なども組み込んで必要額を計算すること。さらに自宅に駐車スペースが無い場合などは、その賃貸料も加えなければならない。クルマ購入の準備は、まず購入するときまでに必要な金額を確定することからはじめよう。これが決まれば、準備に迷うことはないはずだ。

車両価格

ローンを上手に活用して手軽に購入する
ローンを上手に活用して手軽に購入する

 クルマ、それも輸入車となると高額な買い物となる場合が多いだろう。すると、やはりローンを組んで購入するのが一般的となる。銀行などのオートローンや販売店のクレジットなど、その形態、金利もさまざまだ。残価設定型のローンは、クルマ購入の敷居がグッと下がるというメリットがあるが、総支払い額は高め。よく確認して自分に合った方法を活用しよう。

主な支払い方法

銀行ローン
中古車マイカーローンは1%台後半からの低金利もある。

クレジット
販売店提携の信販会社のローン。キャンペーンを要確認。

残価設定ローン
車両本体価格の一部を支払うローン。乗り出し負担が軽い。

憧れの輸入車ライフを実現する方法として人気
残価設定ローン
残価設定ローン
(1)同じ販売店で乗り換え (2)車両を返却 (3)車両を買い上げ(精算)
●ローン終了時に、自分にあった方法を「3つの選択肢」から選ぶ。

 車両本体価格の一部(通常30〜50%程度)を据え置いて、残り分をローンで支払う方法。毎月の負担が激減するのが魅力ではあるが、分割払いが終了したら据え置いた金額を、再ローンでの支払いや車両返却などで清算する必要がある。

税金と保険

税金や保険の金額は見落としやすいので注意

 クルマを購入するとき、車両本体価格ばかり気にしがち。しかし、税金や保険の支払いも無視できないコストだ。通常、「自動車重量税」は重量、「自動車税」は排気量によって、税額が変わる場合がほとんどなので、注意したい。また、「自動車取得税」は、中古車の場合、年式によって残価率が乗じられて計算されるので注意が必要だ。

必ず支払うべき税金と保険

自動車取得税
取得価額50万円以上が対象。新車は購入総額の3%課税。

自動車重量税
新車購入から3年後、その後は車検のタイミングで払う。

自動車税
毎年4月1日時点における所有者に課せられる。

自賠責保険
クルマを保有するときに加入しなければならない保険。

エコカーは購入する時から、おサイフに優しい
エコカー減税ってお得?
エコカー減税ってお得?

 「エコカー減税」とは、ハイブリッドカーや電気自動車などの次世代自動車や平成17年排出ガス基準75%低減レベルのクリアと平成27年度燃費基準を達成した車両が各種税金の免税または減税措置を受けられる制度で、現状平成29年春までに購入された車両が対象。

買った後 カーライフにかかるお金

買った後 カーライフにかかるお金

 クルマは、「購入したらそれでおしまい」というわけにはいかない。日々の燃料費にはじまり、点検や整備の費用もけっして少なくはない金額だ。快適な輸入車ライフを送るためには、 購入後にかかるコストについてあらかじめ考えておく必要がある。エコカーにしたり、程度良好な車両を選んだり、また点検や整備をどのようにするかなどで、必要なコストは異なってくる。「コスト感覚」のあるクルマ選びは、購入の成功に直結する。

燃料費

実際の負担以上に気になるコスト
実際の負担以上に気になるコスト

 クルマ関係のコストで、もっとも頻繁に支払うのが、燃料費だろう。エンジンタイプによって、燃費性能が異なるのはご存知のとおり。下に、1万km走行した場合における燃料費の例を示してみた。ハイブリッドなどのエコカーは購入後のコスト負担が小さい。ディーゼルエンジンは、低燃費+軽油の安さによるダブル効果がある。

参考燃料消費イメージ

(1)走行距離/(2)1リットル当たりの走行距離/(3)1リットル当たりの燃料価格

ガソリン
(1)10,000km ÷(2)10km/L ×(3)¥130=¥130,000


ハイブリッド(ガソリン+バッテリー)
(1)10,000km ÷(2)13km/L ×(3)¥130=¥99,999


ディーゼル(軽油)
(1)10,000km ÷(2)16km/L ×(3)¥95 =¥59,375


※燃料参考価格は2016年12月中旬調べ。

点検・整備費

安心を買うならディーラー整備?
安心を買うならディーラー整備?

 クルマの定期的な点検・整備はもちろん大切だが、どこで行うかも重要な問題。多くの場合は、ディーラーで行うほうが安心感が大きいが、相場はやや高めとなる場合が多い。専門ショップなどでのメンテは、コストだけではなく、気軽に相談できる信頼関係を築き、愛車の「主治医」となってもらえるかも、大切なポイントとなる。

自分でやる「ユーザー車検」も選択肢のひとつ
車検費用って安くならない?
自分でやる「ユーザー車検」も選択肢のひとつ

 車検といえば、ディーラーにお任せというのが一般的だが、自分で行う「ユーザー車検」ならば、車検の費用を大幅にカットできる。全国にある運輸支局で行え、必要な整備さえ受けていれば、車検自体に掛かるコストは数千円。しかし、事前に整備は必要だ。

※ナンバープレートはすべて、はめ込み合成です。

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