テスラ モデルX 試乗レポート

話題の輸入車 試乗レポート [2017.02.16 UP]

テスラ モデルX 試乗レポート

テスラ モデルX

話題のEVブランドのテスラが、ついにSUVをリリースしてきた。安全性と速さ、そして機能性を追求して生み出されたという「モデルX」だが、パフォーマンスとユーティリティの高さは凄まじい。

次なるテスラはSUV 第二次EV革命なるか!?

 自動車メディアを普段ご覧いただいていない方にはわかりにくいかもしれないが、これがテスラの新しいクルマ、モデルXである。そう、EV界の風雲児イーロン・マスク率いるテスラモーターズの第三弾だ。

 カテゴリーは見たままのクロスオーバーSUV。ロードスターからはじまり、5ドアサルーンのモデルSに続く。SUV大国アメリカのマーケットを鑑みれば、ようやく登場したといったところだろう。

 100%ピュア電気自動車SUVなのもそうだし、スタイリングも登場と同時に大きな注目を集めた。というのも、このクルマのリヤサイドドアは上に持ち上がるようにできている。いうなればランボルギーニの“ガルウイング”的で、テスラはそれを“ファルコンウイング”と呼ぶ。その名のとおり、ハヤブサが翼を広げたときのようなカタチだからだ。

 さらに付け加えれば、すべてのドアは電動で開閉する。もちろん、遠隔操作アリ。なので、このファルコンドアもフロントドアもリヤゲートもノブを掴む必要はない。それにセンサーが多用されているので開閉時に人が挟まれたり、何かにぶつかることはない。開閉作業を止めるか戻るかして危険を回避する。

 インテリアはテスラならでは近未来ワールドが広がる。概ねセンターパネルのモニターで作業は事足りる。クルマのセッティングからグーグルマップを使ったナビゲーションまで、簡潔に操作できるのだ。

 また、フロントガラスが天井まで大きく広がっているのも特徴。広い視野で安全にドライブできる。この辺はじつにいい心配り。2列目からもストレスなく前方の景色を拝める。

テスラ モデルX

 キャビンには7名乗車の3列シートがレイアウトされる。前から2/3/2という配列だ。2/3の2列にもできるが、3列ある方がベターだろう。で、2列目の3名掛けはすべてが独立してリクライニングできる。これなら自分のペースで快適に過ごせそうだ。そして3列目も問題なし。シートのバックレストが薄いこともあって、スペースは十分。

 では、実際に走らせるとどうかだが、ハンドリングは思いのほか軽快で、走りもファン。全長5m、全幅2mあるにもかかわらずコンパクトに感じられるから不思議だ。車両重量はモデルSよりあるのだが、同等もしくはそれより軽快に感じられた。

 その理由を考えると、いくつか要因が思い当たる。ボディ剛性が上がっていることや重心が低いことだ。そもそも電気自動車はアンダーボディに電池を敷きつめるため重心が低い。SUVのように背が高くなっても通常のガソリン車よりその影響が少ないのが利点だ。また、技術の進化が高い剛性を生むと考えるのも自然の摂理。「最近のテスラは電気自動車としてはもちろん、クルマとしての基本性能が上がっている」という感想をよく耳にするが、まさにそのとおり。シリコンバレー初のカーメーカーに自動車会社としての経験が備わってきた。

 試乗車はP90Dで、パワーはフロント262馬力、リヤ510馬力を絞り出す。つまり、前後それぞれがトラクションを供給する4WD。走らせるとわかるが、この大トルクは4WDでないとムリかもと思えるパワフルさだ。なお、現在P90Dはなくなり、上級のP100Dとなった。

 といったモデルXには話題の自動運転システムも搭載される。EVとしてのキャラと走り、それとファルコンウイングを含め、モデルXはまさにいま注目の一台である。

文●九島辰也 写真●テスラ モーターズ ジャパン
問い合わせ テスラ モーターズ ジャパン TEL:03-6890-7700

Detail Check

テスラ モデルX

写真ではわかりづらいが全長5mと実寸は大きい。その辺はアメリカン。フロントグリルが開いてないのは冷やすべきエンジンがないから。

コックピット

テスラ モデルX(コックピット)

ダッシュボードセンターにはモデルSでもお馴染みのタッチパネル式モニターが用意される。高級感あるしつらえに未来的な印象をもたらすところがユニーク。ハンドル位置は左のみの設定。

インテリア

テスラ モデルX(インテリア)

機能だけでなくデザイン性も高いのが魅力。写真はきれいな“ウルトラホワイト”。この他に“タンレザー”、“ブラックレザー”が用意される。3列すべてのシートにヘッドレストは標準装備する。

装備

テスラ モデルX(装備)

リヤビューカメラを使ったモニタリング、ハンズフリー電話、エアコン調整、グーグルマップを使ったナビなど操作範囲は多岐に渡る。

カーゴスペース

テスラ モデルX(カーゴスペース)

試乗車は3列シートだが、まあこれだけのスペースがカーゴ用に確保される。もちろん3列目は可倒式なので、実用性は十分といえる。

ボンネット下スペース

テスラ モデルX(ボンネット下スペース)

ボンネット下にはエンジンがないので、ご覧のようにここにも荷物を積むことができる。幅はそれほどでもないが深さがあるのが特徴。

主要諸元:テスラ モデルX P100D

全長×全幅×全高 5037×2070×1680mm
ホイールベース 2965mm
トレッド前/後 1661/1699mm
最大航続距離(NEDC) 542km
最高時速 250km/h
0-100km/h加速 3.1秒

全国メーカー希望小売価格(発売 2016年9月)

テスラ モデルX 75D 1029万円
テスラ モデルX 90D 1150万円
テスラ モデルX P100D 1611万2000円

Body Color

 ソリッドブラック  ミッドナイト シルバー メタリック
 オプシディアンブラックメタリック  ディープブルーメタリック
 シルバーメタリック  □パールホワイト マルチコート
 レッド マルチコート

悩み不要の賢さが嬉しい 優雅で豪快なウイングドア

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 ファルコンウイングはじつによくできていて左右それぞれ2つのヒンジを持っている。付け根の部分とドア面と天井面のつなぎ目だ。そしてセンサーが側面に十分な幅がないと検知すると、つなぎ目のヒンジを早くから畳んで開閉する。およそ30cmあれば全開になるそうだ。充電ポートはクルマの左側。

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